子どもクラス
アルミホイルから生まれた宇宙星人☆
この日は、いつも元気にお部屋に入ってくるAくんの姿が無く、、連絡はないのでゆっくり始めることにしました。
本日のメイン画材は、台所でよく見かけるアルミホイル。
これがアートになるのか?そんな声も子どもたちの手にかかったとたん吹き飛ぶのです。
みんながアルミホイルをくしゃくしゃっと形を変えて遊んでいると、、Aくんが入って来ました。
いつもの元気な声はなく、Aくんは静かにアルミホイルを手にすると、無言で長く長く出し続け、部屋中をアルミホイルでキラキラに!
それを一気に部屋の隅に集めて黙々と作り続け、時間ぴったりに「できた!」と大きな完成の声をあげていました。
その作品が写真の「宇宙星人」。
何ができたのか聞いてみると、
「この宇宙星人の前を通ると、嫌な気持ちを消してくれる。赤ちゃんもおじいちゃんもみんなのだよ。」
来た時とは違って目をキラキラさせて教えてくれました。
最後に「Aくんの中に今 嫌な気持ちはあるの?」と聞いてみると、
首をかしげて少し間を置いてから
「ない!」と、すっきりした笑顔で言い切りました。
心と身体、全部で表現することで、子どもは自分で自分を元気にする力を自然と育てているのですね。